第12回ブルーオーシャン・リーダーズ
コミュニティミーティング

【実施概要】
●日時:2025年2月14日(金)13:30~17:00
●開催場所:YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(リジェラボ)
●アジェンダ:挨拶/新規会員紹介/リジェラボ・取組みご紹介/ゲスト講演/分科会進捗発表/交流会
●参加人数:会場参加者約90名 オンライン参加者約30名 計約120名

【ゲスト講演】
 講演者:株式会社Zebras and Company 共同創業者/代表取締役 田淵良敬様
●「ゼブラ企業とインパクト投資について」

コミュニティミーティングレポート

ゲスト講演

ゲスト講演者として、株式会社Zebras and Company 田淵良敬様より、ゼブラ企業とインパクト投資について、自社の取り組みを交えながらお話しいただきました。参加者からの質疑応答では、ローカルとグルーバルの両立や政策・社会の動き・企業での取組みの連動性など、さまざまな視点から質問や意見が出されました。

講演
ゼブラ企業とは①社会性と経済性を追及②相利共生③長期的かつ持続的な繁栄を重視などの特徴を持つ企業。ユニコーン企業のみがインパクト投資の対象になっていたシステムに対し、新たな企業のありかたとして、「ゼブラ企業」を提唱した。様々な人が様々な挑戦をできるシステムを社会に実装すべく取り組んでいる。
社会性と事業性は長期的に見れば両立できるもの。別ものではなく、同じベクトルとして考えることが必要である。
2025年現在、海洋インパクトに対する多用なインパクト投資が増えてきており、ブルーオーシャンへの関心は高まってきている。

分科会ミーティング・交流会

分科会ミーティングでは、各分科会に分かれて現在生まれている共創アクションについての進捗共有および、新しく始めたい共創アクションについて、そして9月の万博BOIウィークに向けてのディスカッションを行いました。
その後は引き続き、交流会を行い情報交換やコミュニケーションの場となりました。

最後に

第12回となる今回は、ヤマハ発動機様に会場を提供いただき、オフライン・オンライン合わせて約100名以上の方にご参加いただく、大規模な会となりました。
ゲストスピーチについては、「自社事業を進める上でとても得るものがあった」「社会性と経済性を両立させるという今の時代に必要な考え方を学ぶことが出来た」などの声も聞かれました。また、分科会ミーティングでは具体的に進んでいる共創アクションや万博に向けた取組みなどのディスカッションも白熱し、予定を大幅に超える分科会ミーティングとなり、9月の万博BOIウィークが大変楽しみです。
BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業/団体様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただけますと幸いです。
info@blueocean-initiative.or.jp
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

第11回ブルーオーシャン・リーダーズ
コミュニティミーティング

【実施概要】
●日時:2024年12月13日(金)13:30~16:30
●開催場所:LMJ東京研修センター
●アジェンダ:挨拶/新規会員紹介/ゲスト講演/分科会進捗発表/交流会
●参加人数:会場参加者約65名 オンライン参加者約25名 計約90名

【ゲスト講演】
 講演者:サラヤ株式会社様
●「サステナブルなデザイン開発の取組」
 サステナブルデザイン開発センターID課 担当課長 深澤 恒正 様
●「素材開発の取組」
 商品開発本部 バイオケミカル研究所 ナチュラルプロダクツG グループ長 荒木 道陽 様
●「コールドサプライチェーンの取組」
 海外事業本部 海外営業部 部長 下平 大史 様

コミュニティミーティングレポート

ゲスト講演

ゲスト講演者として、サラヤ株式会社様より、サステナブル領域における自社の取り組みについて、「デザイン開発」「素材開発」「コールドサプライチェーン」の3つのテーマをお話しいただきました。参加者からの質疑応答では、生分解性容器の可能性や国内の小規模加工業者への影響など、さまざまな視点から質問や意見が出されました。

講演
「サステナブルなデザイン開発の取組」
サラヤ株式会社では、2025年度までに容器プラスチック使用量の累積25%以上削減を3R+1を中心に実現を目指す。
また万博展示に向けて例えば、筐体やノズルに海洋プラスチック配合材料を使用した消毒ディスペンサーを開発中(TerraCycle Japan合同会社と協業)。
海洋プラスチックの活用には独自のノウハウが必要となり、通常のプラスチックに少量の海洋プラスチックを混ぜる形が現実的だが、トライ&エラーを繰り返して積極的に活用を目指したい。

「素材開発の取組」
サラヤ株式会社では、「人と地球にやさしい」かつ高い生分解性をコンセプトにしたヤシノミ洗剤を筆頭に、社会的課題の解決に向けた商品開発を続けてきた。
1997年から研究している、微生物を活用しパーム油や砂糖を原料にした天然の界面活性剤「SOFORO」を活用した「Happy Elephant洗たくパウダー」は、洗濯用として日本で初めてRSPO認証を取得した。
SOFOROの応用研究では、生体適合性が高い特長を活かし、大阪大学と協業し再生医療分野にも研究を進めている。

「コールドサプライチェーンの取組」
サラヤ株式会社では、食品のコールドチェーンに必要な製氷、凍結、包装、輸送技術を他社とも協業しワンストップで提供することで地方創生に取り組んでいる。
高知県の水産加工からスタートしたこの取り組みは一次産業にとどまらず、食品加工、外食、量販と様々な事業、更には海外にまで拡大している。
海外の取り組み例として、カンボジアにおいてはティラピアの養殖・加工を高度化することで生食を可能にした。またケニアにおいては陸上養殖された水産物を自社施設で加工、液体急速凍結機ラピッドフリーザーで品質を落とすことなく冷凍し、小売店に卸すビジネスをスタートしている。

分科会進捗発表

分科会③:
ブルーカーボンの普及促進と関連商品・産業の創出


各企業・団体の藻場再生の取り組みをマップ作成、進捗報告・ゲスト講演など
藻場再生の取り組みで蓄積したデータを活用して、可視化を目指す

株式会社WMI 伊藤様

分科会⑤:
「海からの観光」の新事業創造と地域創生


漁港の遊休施設活用ツール他、実証実験に向けて準備中
新たに、企業参加型の海プラ清掃・視察プログラム、企業向け研修プログラムなど

アスクル株式会社 小竹様

分科会⑦:
海洋保全を加速させるソーシャルコミュニケーション


「あおいほしのあおいうみ」書籍をベースとした教育プログラムの検討
キャッチコピー「#ThankBlue」を体現する水産廃棄物を活用したグッズ開発など
フェリックス・パートナーズ株式会社 木暮様
株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング 土合様

分科会①:
海洋プラスティック回収手段の確立と再資源化の加速


小さなプラごみを楽しく拾える新しいビーチクリーンモビリティの開発など

ヤマハ発動機株式会社 臼井様
日本発条株式会社 有吉様

分科会②:
持続可能な水産資源管理とサプライチェーンの進化


違法漁業を判別する、日本版トレーサビリティ認定の検討・情報収集など

アビームコンサルティング株式会社 佐野様

交流会

分科会の進捗発表後には交流会を行いました。2024年最後となる交流会では、動き出した共創アクションの情報交換など、各社が明日からの活動をより良いものとするためのヒントを得る場となり、時間を延長するほどの活発な情報交換の場となりました。

最後に

第11回となる今回は、オフライン・オンライン合わせて約90名近くの方にご参加いただく、大規模な実施となりました。
ゲストスピーチについては、自社技術を活かした環境施策の事業化など、将来への期待感が高まる貴重な内容だったとの声が多く聞かれました。
また、分科会進捗発表では、試作機をはじめ、具体的なアクションが進み始めたことも確認でき、2025年につながるる刺激的な会となりました。
BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業/団体様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただけますと幸いです。
info@blueocean-initiative.or.jp
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

第10回ブルーオーシャン・リーダーズ
コミュニティミーティング

【実施概要】
●日時:2024年9月13日(金)13:30〜16:30
●開催場所:LMJ東京研修センター
●アジェンダ:挨拶/新規会員紹介/ゲスト講演/分科会進捗発表/交流会
●参加人数:会場参加者約60名 オンライン参加者約30名 計約90名

【ゲスト講演】
●「環境と調和した海域利用のための海域情報プラットフォームの必要性」
 講演者:九州大学 浅海底フロンティア研究センター センター長
 九州大学大学院 地球社会統合科学部/共創学部教授
 菅 浩伸 様

コミュニティミーティングレポート

ゲスト講演

ゲスト講演者として、九州大学 浅海底フロンティア研究センター、九州大学 大学院の菅様より「環境と調和した海域利用のための海域情報プラットフォー ムの必要性」をテーマにお話しいただきました。参加者からの質疑応答では、測量による海中・海底のゴーストギアの捜索可否や、海水温の上昇による環境 変化など、さまざまな視点からの質問や意見が出されました。

講演
−海底地形は惑星(火星)の表面よりも地図化が遅れている。海域利用を促進するためには、まず海をもっと知ることが必要。
水中ではGPSが使用できないため現在地の確認が困難だったが、海底地形図の作成によって、地形図を参照しながら潜水調査や水中ドローン調査が可能になった。
−人里に近い沿岸域であっても科学的知見はきわめて少なく、特に沿岸浅海域は開発の影響が及びやすいことから、探 索・研究が急務であるとともに、様々な立場の人が海域利用計画を作成する必要がある。
−能登半島地震による海岸の隆起の影響で漁船の航行の妨げになる障害物や危険な場所が発生していないか調査した結果、大きな障害物はなく漁船の航行に支障ない水深があることがわかった。
https://isgs.kyushu-u.ac.jp/~seafloor/noto/
−地形図の無い海域で高解像度の海底地形図を作成し、その上にさらに様々な海域情報の可視化・一元化をすることで、“海域情報プラットフォーム”の構築を目指している。海の中に多様性・地域性があることを多くの方に知っていただきたい。

九州大学 浅海底フロンティア研究センター センター長
九州大学大学院 地球社会統合科学部/共創学部教授 菅浩伸様

分科会進捗発表

分科会⑦:
海洋保全を加速させるソーシャルコミュニケーション

ポジティブなアプローチによる海洋問題の自分ゴト化を目指す「#thankBLUE」をキャッチコピーとしたアクション・「あおいほしのあおいうみ」書籍をベースとしたムーブメント開発の企画 など

ハーチ株式会社 大石竜平様
一般社団法人Think the Earth 笹尾実和子様

分科会⑤:
「海からの観光」の新事業創造と地域創生

漁港の遊休施設活用・人材を活用したビジネス展開・水中ドローンを活用したイベント・企業向けのキャリア研修の企画 など

フェリックス・パートナーズ株式会社 木暮淳子様

分科会③:
ブルーカーボンの普及促進と関連商品・産業の創出

藻場造成の取り組みをしている企業・団体のマップを作成した上で各社のリソースの棚卸・事例をリサーチしながら共創アクションの検討 など

一般社団法人マリンハビタット壱岐 代表理事 田山久倫様

分科会②:
持続可能な水産資源管理とサプライチェーンの進化

水産物の冷凍加工プロジェクト・水産物トレーサビリティの日本版の検討・魚粉を使わない養殖プロジェクトの検討 など

株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング
代表取締役社長 津田祐樹様

分科会①:
海洋プラスティック回収手段の確立と再資源化の加速

分科会①で目指したい方向(旗印)・各社が起こしたいアクション・課題解決に向けた具体的アクション・amuの取組の紹介 など

TerraCycle Japan合同会社 吉野久子様
amu株式会社 谷川ゆりか様

交流会

分科会の進捗発表後には交流会を行いました。
交流会では、各社が明日からの活動をより良いものとするためのヒントを得る意見・情報交換の場となりました。

最後に

第10回となる今回は、オフライン・オンライン合わせて約90名以上の方にご参加いただく、大規模な実施となりました。
ゲストスピーチについては、海底地形図の重要性への気づきや、将来への期待感の高まる貴重な内容だったとの声が多く聞かれました。
また、分科会進捗発表では、各分科会の現在の取り組みについて確認でき、そこから新たな気づきも生まれる刺激的な会となりました。。

BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業/団体様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただけますと幸いです。
info@blueocean-initiative.or.jp
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

第9回ブルーオーシャン・イニシアチブ
コミュニティミーティング開催

【実施概要】
●日時:2024年5月10日(金)13:30〜16:30
●開催場所:事業構想大学院大学 東京校 別館
●アジェンダ:挨拶/新規会員紹介/ゲスト講演/分科会/交流会
●参加人数:会場参加者約70名 オンライン参加者約30名 計約100名

【ゲスト講演】
●「ネイチャーポジティブをリードする連携を生み出す:環境DNA観測網を産官学連携拠点形成」 
 講演者:東北大学 大学院生命科学研究所/変動海洋エコシステム高等研修所(WPI-AIMEC)近藤 倫生 様
 登壇者:日本郵船 長澤 香 様
     サスティナビリティセンター 太齋 彰浩 様

コミュニティミーティングレポート

開会の挨拶と新規参加企業・団体の紹介

●「NIKKEIブルーオーシャン・フォーラム」のご紹介
https://project.nikkeibp.co.jp/event/sdgs2024/05/blue_ocean/

●海に纏わる社会課題をビジネスとして解決できる人材育成のためのプロジェクト「対馬ブルーカレッジ」の開講のお知らせ

https://www.mpd.ac.jp/events/tsushima/



ゲスト講演

ゲスト講演者として、東北大学大学院生命科学研究所の近藤様より「ネイチャーポジティブをリードする連携を生み出す:環境DNA観測網を産官学連携拠点形成」をテーマにお話しいただきました。参加者からの質疑応答では、生物多様性やDNAの活用、取り組みに対する消費者とのかかわりなど、さまざまな視点からの質問や意見が出されました。

【講演前半】
–ネイチャ―ポジティブ社会の実現に向け、生物多様性を再生しながら成長する新しい社会や経済への変革がカギとなる。
–生物多様性インパクトを評価するためにも、環境DNAは強力な武器である。
–環境DNAオープンデータベースが公開。https://db.anemone.bio
–ネイチャーポジティブ社会に向け、基盤づくりが必要となる。そのため、産官学連携で、ネイチャーポジティブ拠点が2024年4月設立。

【講演後半】
取り組みの内容やネイチャーポジティブ人材の育成についてのご紹介(近藤様と共同でプロジェクトを推進している日本郵船の長澤様、サスティナビリティセンターの太齋様を交えた参加者とのディスカッション形式)

–環境DNA観測網ANEMONEによる課題解決はアカデミアだけでは難しいため、企業や自治体も参加できるANEMONEコンソーシアムを設立。
–前半で紹介したネイチャ―ポジティブ拠点とANEMONEコンソーシアムの取り組みの目標は社会実装。規制や罰則がない現状では、企業として投資することはまだ難しい。
–ネイチャーポジティブ人材を育成する5つの柱…①生命史(生命を深く探求する)②データサイエンス(データを読み解く力)③地域学(現場で現物に向き合い現実を知る)④ファシリテーション(合意形成支援者になる)⑤アントレプレナーシップ(不屈の起業家精神を身に付ける)
–地域・コミュニティ側は、地域の自然をどう使うか自分たちで意思決定するために、サイエンティフィカルな考え方を理解すること、研究者と対等に話しができることが人材育成として大事になってくる。
–大学の教育の仕組みと企業の教育と連携させてどう相互作用させていくか、がネイチャーポジティブを推進するうえで使いどころのあるもの。自身の企業のアセットを理解することで、社会課題や環境課題に結びつけられ、ネイチャーポジティブをさらに加速させられる。



分科会進捗発表・交流会

分科会の進捗発表では、これまでのコミュティミーティングでディスカッションされてきた内容や、出てきた意見、アイデアなどを代表者が発表し、各分科会での悩みに対するアドバイス・アイデアの意見交換を行いました。その後は引き続き、交流会を行い情報交換の場となりました。

最後に

第9回となる今回は、オフライン・オンライン合わせて100名以上の方にご参加いただき、大規模な実施となりました。
ゲスト講演者と登壇者の対談では、各社持っている課題などへの対応や意見などの質疑応答が見られ、貴重な内容だったとの声が多く聞かれました。
また、分科会発表では、オフラインでの実施ということもあり、発表者だけではなく参加者が持っている情報や知識などを踏まえ、より近い距離での活発なディスカッションとなり、あっという間に時間が過ぎ、熱のこもった場となりました。
様々な業態が海の課題に対してつながり、共創アクションへつなげていくミーティングだったと思います。

BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業/団体様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

第8回ブルーオーシャン・イニシアチブ
コミュニティミーティング開催

2024年2月9日(金)、Plug and Play Japanにて、ブルーオーシャン・イニシア チブ(BOI)の第8回共創コミュニティイベントを実施いたしました。

当会では、BOI事務局からのご挨拶、コミュニティメンバーのレンゴー株式会社様によるご登壇に続き懇親会を催し、ご参加された約50名の企業やスタートアップの皆様が、海洋環境の 問題に取り組むための新た なアイデアや共創の機会を生み出すために交流されました。
(写真は、代島裕世 BOI代表理事)


開会の挨拶では、代島代表理事から参加のお礼をお伝えすると共に、前回のコミュニティイベントの振り返り、来る大阪・関西万博において、共創アクションの成果発表機会創出に向けての意気込みを述べ、今後の予定として日経SDGsフェス(2/15〜17 大阪開催)のトークセッションにて、関係者としてブルーオーシャン対馬 代表取締役 川口幹子氏、またモデレーターとしてサラヤ株式会社 代表取締役社長 更家悠介氏のご登壇に関して参加者に共有しました。

続いて、初参加の企業(株式会社ライトハウス様)のご紹介並びにご挨拶をいただきました。
(写真は、株式会社ライトハウス 代表取締役CEO 新藤克貴様)


次に、ゲスト講演者として、レンゴー株式会社様よりBOIコミュニティでの取り組みとして漁業と海洋における「水産業と魚食文化を未来へ繋ぐ」をテーマにお 話しいただきました。

BOIを活用したアクションとして1漁箱を変える、2漁具を海に還す・藻場を再生する、3廃プラスチックの循環に向けて、というテーマから、持続的な漁業 の実現に向けた同社の取り組みと今後のゴールについてお話いただきました。


レンゴー株式会社様からの発表のあとは、希望する分科会に分かれて活動をしました。分科会キックオフと題して、各社の自己紹介や今後の分科会で実施していきたいこと、自社が現在取り組んでいることなどを共有しました。
(写真は、レンゴー株式会社 衣川綾様)

参加者の模様                            分科会テーマ

終了後は、参加された皆様で交流会を行いました。交流会では各社が明日か らの活動をよりよくするためのヒントを得るべく、意見交換をされていました。

分科会の様子

BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただければ幸いです。皆様のご参加を 心よりお待ち申しております。



【実施概要】
●日時:2024年2月9日(金)15:00〜19:00
●場所:Plug and Play Japan
●アジェンダ:挨拶/BOIの活動紹介/ゲスト講演/分科会/交流会
●参加人数:約50名

【ゲスト講演】
●レンゴー株式会社
 パッケージング部門 衣川 綾 様
 中央研究所 吉田 香央里 様
 化学品 ・ セルロース商品開発本部 高橋 春香 様
 「“海ごみ”にならない水産資源の開発」

第7回ブルーオーシャン・イニシアチブ
コミュニティミーティング開催

2023年12月8日(金)、Plug and Play Japanにて、ブルーオーシャン・イニシア チブ(BOI)の第7回共創コミュニティイベントを実施いたしました。

本会では、株式会社N-ARK代表取締役田崎有城氏によるゲストスピーチに続 き、2024年から始まる分科会に向けたプレ分科会を実施しました。その後、懇 親会を催し、ご参加された約60名の企業やスタートアップの皆様が、共創アク ションの創出に向け交流されました。
(写真は、代島裕世 BOI代表理事)


開会の挨拶では、日経ブルーオーシャン・フォーラム(12月4日)登壇の報告を参加者に行いました。続いて、初参加の会員企業(大和ハウス工業株式会社、 公益財団法人日本セーリング連盟)からのご挨拶、並びに見学での参加企業/団体のご紹介を行いました。

次にゲスト講演者として、医食住情電資の「同源」をコンセプトにした海上未病都市「Dogen City」構想を推進されている株式会社N-ARK代表取締役 田崎 有城氏から「海上都市のスマートシティとしての可能性」をテーマにお話しいただきました。
(写真は、株式会社N-ARK代表取締役:田崎有城様講演)


現在進められている「Dogen City」構想の背景にある実現したい未来像と推進メンバー、推進状況、並びに実現に向けた課題感などをお話いただきました。壮大なスケールのお話に、参加者からは「お話をお聞きし、視座を変えることができた。」「最初はあくまで理想の世界の話かと思っていたが、緻密な計 画が練られており、聞き終わる頃には自分の中で現実味が溢れていて、圧倒された。格の違いを感じ、大変刺激をいただいた。」といったコメントが出まし た。質疑応答の場面では、海上都市実現に向けた様々な角度からの質問が飛び交いました。

参加者の模様                            会場に設置されたDogen Cityの模型


次に、2024年から始まる分科会に向けたプレ分科会を実施しました。プレ分科会では各コミュニティメンバーが参加を希望する分科会テーマごとに別れて、当該テーマに関連して個々人で感じている課題感や分科会を通じてやりたいことなどを意見交換しました。また、各テーマにて話し合われた内容をワールドカフェ形式で見て回る時間も設け、参加者の皆様は年明け以降で始まる分科会のイメージを膨らますことができました。

プレ分科会の様子


プレ分科会の終了後はイベント参加者で集合写真を撮影しました。

最後に、参加された皆様で懇親会を行いました。年内最後となる懇親会では、 1年間の活動を振り返りつつ来年の各社の抱負や自身が分科会でやりたいことを語り合いました。

BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業様がいらっしゃい ましたら、是非BOI事務局までご連絡いただければ幸いです。皆様のご参加を 心よりお待ち申しております。



【実施概要】
●日時:2023年12月8日(金)15:00~19:00
●場所:Plug and Play Japan
●アジェンダ:挨拶/BOIの活動紹介/ゲスト講演/プレ分科会/交流会
●参加人数:約60名

【ゲスト講演】
●株式会社N-ARK代表取締役 田崎有城様
 「海上都市のスマートシティとしての可能性」

第6回ブルーオーシャン・イニシアチブ
コミュニティミーティング開催

2023年11月10日(金)、Plug and Play Japanにて、ブルーオーシャン・イニシ アチブ(BOI)の第6回共創コミュニティイベントを実施いたしました。

当会では、大阪府環境農林水産部環境保全課環境計画グループ総括主査:和田峻輔氏、並びにbiid株式会社代表取締役:松尾省三氏によるゲストスピーチに続き、10月20日・21日で開催した対馬未来会議2023について廣中事務局長、会議参加者より報告。

●対馬未来会議の詳細レポートはコチラ

その後、懇親会を催し、ご参加された約60名の企業やスタートアップ、自治体の皆様が、海洋環境の問題解決に繋がる新たなアイデアを生み出すために交 流されました。

開会の挨拶では、代島代表理事から対馬海ごみシンポジウム(7月15日)や日 経ブルーオーシャンフォーラム(9月11日)、CEATEC(10月18日)への参加報告、並びに今後の予定として、日経SDGsフォーラム(12月4日)について参加者に共有しました。
(写真は、代島裕世 BOI代表理事)


続いて、初参加の会員企業(大日本印刷株式会社、株式会社INFLUX)からのご挨拶、並びに見学での参加企業/団体のご紹介を行いました。

次に、お一人目のゲスト講演者として、大阪府環境農林水産部環境保全課環境計画グループ総括主査:和田峻輔様から「大阪府MOBAリンク構想の実現に向けて」をテーマにお話しいただきました。

大阪府MOBAリンク構想の背景にある実現したい大阪湾の将来の姿と現在の状況、並びに実現に向けた課題感などをお話いただきました。今回のコミュニティイベントには藻類ビジネスを行うメンバーが複数参加しており、多くの参加者が和田様のお話に耳を傾けつつ、真剣な眼差しで自社ができることを検討していました。和田様からは「BOIとともに、大阪湾におけるアクションをどんどん作っていきたい」という力強いお言葉をいただきました。
(写真は、大阪府環境農林水産部環境保全課環境計画グループ総括主査:和田峻輔様講演)

続いて、初参加の会員企業(大日本印刷株式会社、株式会社INFLUX)からのご挨拶、並びに見学での参加企業/団体のご紹介を行いました。

次に、お一人目のゲスト講演者として、大阪府環境農林水産部環境保全課環境計画グループ総括主査:和田峻輔様から「大阪府MOBAリンク構想の実現に 向けて」をテーマにお話しいただきました。

大阪府MOBAリンク構想の背景にある実現したい大阪湾の将来の姿と現在の状況、並びに実現に向けた課題感などをお話いただきました。今回のコミュニティイベントには藻類ビジネスを行うメンバーが複数参加しており、多くの参加者が和田様のお話に耳を傾けつつ、真剣な眼差しで自社ができることを検討していました。和田様からは「BOIとともに、大阪湾におけるアクションをどんどん作っていきたい」という力強いお言葉をいただきました。
(写真は、biid株式会社代表取締役:松尾省三様講演)

参加社からの質問の様子                       廣中龍蔵BOI事務局長


質疑応答の場面では、事業を進めていく際に地域住民とのコミュニケーショ ンを如何に進めるのが良いかなどの実践的な質問が飛び交いました。


次に、対馬未来会議2023に関するご報告として、廣中事務局長並びに対馬未来会議の参加者からお話をいただきました。会議参加者からは、現地で感じたことや、今後、共創アクションを生み出すにあたって自社としてできそうだと感じたことなどをお話しいただきました。対馬の人と生活、そして文化に触れ、目で見て感じたことを前向きにご共有いただくことで、今後の共創アクション創出に向けた熱を高めることができました。

本イベントの第1部の締めとして、イベント参加者で記念撮影を行いました。
(写真は、対馬未来会議2023の参加者)

引き続き、参加された皆様で交流会を行いました。交流会では海に関わる様々な立場の方々が活発に議論を交わしていました。

BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申しております。


【実施概要】
●日時:2023年11月10日(金)15:00~19:00
●場所:Plug and Play Japan
●アジェンダ:挨拶/BOIの活動紹介/ゲスト講演/交流会
●参加人数:約60名

【ゲスト講演】
●大阪府環境農林水産部環境保全課環境計画グループ総括主査:和田峻輔様
 「大阪府MOBAリンク構想の実現に向けて」
●biid株式会社代表取締役:松尾省三様
 「biid株式会社のご紹介(マリーナビジネスへの想いと課題感)」

第4回ブルーオーシャン・イニシアチブ
コミュニティミーティング開催

2023年7月14日(金)に、Plug and Play Japanにて、ブルーオーシャン・イニシ アチブ(BOI)の第4回共創コミュニティイベントを実施いたしました。

今月は、株式会社シーフードレガシー代表取締役:花岡 和佳男氏、株式会社 フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング代表取締役:津田 祐樹氏によるゲストスピーチに続き懇親会を催し、ご参加いただいた約60名の企業やスタートアップの皆様が、海洋環境の問題に取り組むための新たなアイデアや共創の機会を生み出すために交流されました。

開会の挨拶では、代島代表理事から参加のお礼をお伝えすると共に、前回のコミュニティイベントの振り返り、カンヌライオンズへの参加報告、並びに今後の予定として、大阪府との事業連携協定締結(8/3締結)、10月の対馬未来会議2023に関して参加者に共有しました。
(写真は、代島裕世 BOI代表理事)


次に、お一人目のゲスト講演者として、花岡様から「サステナブルシーフード水産物の持続可能な調達・共有の体制づくり水産業を成長産業に再生」をテーマにお話しいただきました。

①ブルーフード・システム、②日本の水産業市場、③日本の水産業流通、④シーフードレガシーの4つのテーマから、持続的な漁業の実現に向けた世界の潮流と日本の課題点などをお話しいただきました。質疑応答のパートでは、漁業におけるサステナビリティが進んでいない日本において、どのようにサステナビリティ活動を推し進めていくべきかについて様々な質問や意見が出されました。
(写真は、株式会社シーフードレガシー 花岡和佳男様講演)

続く講演者、津田様からは、「三陸から日本の水産業を新3K産業に」をテーマに、フィッシャーマン・ジャパン、並びにフィッシャーマン・ジャパン・マーケティングとしての活動を事例を交えながらお話しいただきました。水産業従事者に対して持たれているイメージをより良いものにするための様々なアプローチは、彼らと同様に”海”に関連する活動を行う多くの参加者のヒントになっているようでした。当講演では「どうやったら海の課題を若い世代に伝えられるか」をテーマに参加者から質問や感想を随時集め、参加者からのコメントを元に議論しました。
(写真は、株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング 津田 祐樹様講演)


ゲストスピーカーの講演後に、参加された皆様で交流会を行いました。交流会では、フィッシャーマン・ジャパン様よりご提供いただいたお魚に舌鼓を打ちながら、各社が明日からの活動をよりよくするためのヒントを得るべく、意見交換をされていました。

BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申しております。

【実施概要】
●日時:2023年7月14日(金)15:00〜19:00
●場所:Plug and Play Japan
●アジェンダ:挨拶/BOIの活動紹介/ゲスト講演/交流会
●参加人数:約60名

【ゲスト講演】
●株式会社シーフードレガシー代表取締役 花岡 和佳男様
 「サステナブルシーフード 水産物の持続可能な調達・共有の体制づくり 水産業を成長産業に再生」
●株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング 津田 祐樹様
 「三陸から日本の水産業を新3K産業に」

第3回ブルーオーシャン・イニシアチブ
コミュニティミーティング開催

2023年6月9日(金)に、ブルーオーシャン・イニシアチブ(BOI)の第3回共創コミュニティイベントが、Plug and Play Shibuyaにて開催されました。このイベントは、企業やスタートアップ、そして異なる分野で活動する専門家たちが集い、海洋環境の問題に取り組むための新たなアイデアや共創の機会を生み出す場となっています。

今回は、対馬市しまづくり推進部SDGs推進課の副参事兼係長である前田剛様と、テラサイクルジャパン合同会社のGeneral Manager APAC兼Loop Japan合同会社のアジア太平洋統括責任者であるエリック・カワバタ様をお招きし、約70名の参加者が集いました。

お一人目のゲスト講演者として、「海の社会課題の最前線の島から〜ビジネスの力でいかに解決できるか〜」をテーマに、対馬市しまづくり推進部SDGs推進課の前田様からお話しいただきました。(下記一部抜粋)

●対馬は海洋プラスチックゴミの最前線。地形、海流、季節風の影響で海ごみが流れ着きやすい。もし対馬がなかったらもっと膨大な量の海ごみが日本に。対馬は「海ごみの防波堤」。

●海の問題は複合的で、一つの問題の解決だけでは進まない。人口減少や災害など、地球規模の課題も含まれている。対馬はその縮図。

●目の前の問題に対し、対馬市は対馬モデルとして、①再 生 技 術(マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクル・サーマルリサイクルをベース技術として活用)、2製品設計、3海洋プラごみの流出防止〜回収、の3つのイノベーションを進めていきたい。

●BOIとともに、統合的なアプローチをもって一緒に解決していきたい。
(写真は、長崎県対馬市 前田剛様講演)

講演スライド抜粋 ©対馬市


質疑応答のパートでは、CO2排出とリサイクルのバランス、また現地の子供達がどう感じているかなど、参加者から様々な質問をいただくと共に、提案や意見が出されました。
(写真は、参加者からの質問の様子)

テラサイクルジャパン エリック・カワバタ様講演

続く講演者、テラサイクルジャパン合同会社/Loop Japan合同会社のエリック・カワバタ様からは、推進するプラスチックゴミ廃棄問題の解決に向けた取り組みについてお話しいただきました。(下記一部抜粋)

●私たちのミッションは廃棄物をなくすこと。資源循環が重要だと考えている。

●新しいごみを出さないためには、どうすればいいのか。リユース(再利用)、アップサイクル(本来の目的を変えて再利用すること)、リサイクルなどある。 バリューチェーンが重要だと思っている。

●自社だけで考えるのではなく、様々な団体と連携や確認をする。多くのステークホルダーと組むことが重要である。
(講演スライド抜粋 ©テラサイクルジャパン)

後半の質疑応答では、実際に消費財メーカーや化粧品メーカーとのコラボ レーションを進めているということもあり、例えば、素材となりうる海洋ゴミは流れ着く場所や時期によってバラバラのため、どのように回収し、また色や質を担保しているのか、といった具体的な質問が相次ぎました。
(写真は、参加者からの質問の様子)

BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申しております。
(写真は、交流会の様子)

【実施概要】
●日時:2023年6月9日(金)15:00〜19:00
●場所:Plug and Play Japan Shibuya
●アジェンダ:挨拶/BOIの活動紹介/ゲスト講演/交流会
●参加人数:約70名

【ゲスト講演】
●対馬市しまづくり推進部SDGs推進課 副参事兼係長 前田剛様
 「海の社会課題の最前線の島から〜ビジネスの力でいかに解決できるか〜」
●テラサイクルジャパン合同会社 General Manager APAC
 Loop Japan合同会社 アジア太平洋統括責任者 エリック・カワバタ様
 「推進するプラスチックゴミ廃棄問題の解決に向けた取り組みについて」