第4回ブルーオーシャン・イニシアチブ
コミュニティミーティング開催

2023年7月14日(金)に、Plug and Play Japanにて、ブルーオーシャン・イニシ アチブ(BOI)の第4回共創コミュニティイベントを実施いたしました。

今月は、株式会社シーフードレガシー代表取締役:花岡 和佳男氏、株式会社 フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング代表取締役:津田 祐樹氏によるゲストスピーチに続き懇親会を催し、ご参加いただいた約60名の企業やスタートアップの皆様が、海洋環境の問題に取り組むための新たなアイデアや共創の機会を生み出すために交流されました。

開会の挨拶では、代島代表理事から参加のお礼をお伝えすると共に、前回のコミュニティイベントの振り返り、カンヌライオンズへの参加報告、並びに今後の予定として、大阪府との事業連携協定締結(8/3締結)、10月の対馬未来会議2023に関して参加者に共有しました。
(写真は、代島裕世 BOI代表理事)


次に、お一人目のゲスト講演者として、花岡様から「サステナブルシーフード水産物の持続可能な調達・共有の体制づくり水産業を成長産業に再生」をテーマにお話しいただきました。

①ブルーフード・システム、②日本の水産業市場、③日本の水産業流通、④シーフードレガシーの4つのテーマから、持続的な漁業の実現に向けた世界の潮流と日本の課題点などをお話しいただきました。質疑応答のパートでは、漁業におけるサステナビリティが進んでいない日本において、どのようにサステナビリティ活動を推し進めていくべきかについて様々な質問や意見が出されました。
(写真は、株式会社シーフードレガシー 花岡和佳男様講演)

続く講演者、津田様からは、「三陸から日本の水産業を新3K産業に」をテーマに、フィッシャーマン・ジャパン、並びにフィッシャーマン・ジャパン・マーケティングとしての活動を事例を交えながらお話しいただきました。水産業従事者に対して持たれているイメージをより良いものにするための様々なアプローチは、彼らと同様に”海”に関連する活動を行う多くの参加者のヒントになっているようでした。当講演では「どうやったら海の課題を若い世代に伝えられるか」をテーマに参加者から質問や感想を随時集め、参加者からのコメントを元に議論しました。
(写真は、株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング 津田 祐樹様講演)


ゲストスピーカーの講演後に、参加された皆様で交流会を行いました。交流会では、フィッシャーマン・ジャパン様よりご提供いただいたお魚に舌鼓を打ちながら、各社が明日からの活動をよりよくするためのヒントを得るべく、意見交換をされていました。

BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申しております。

【実施概要】
●日時:2023年7月14日(金)15:00〜19:00
●場所:Plug and Play Japan
●アジェンダ:挨拶/BOIの活動紹介/ゲスト講演/交流会
●参加人数:約60名

【ゲスト講演】
●株式会社シーフードレガシー代表取締役 花岡 和佳男様
 「サステナブルシーフード 水産物の持続可能な調達・共有の体制づくり 水産業を成長産業に再生」
●株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング 津田 祐樹様
 「三陸から日本の水産業を新3K産業に」

第3回ブルーオーシャン・イニシアチブ
コミュニティミーティング開催

2023年6月9日(金)に、ブルーオーシャン・イニシアチブ(BOI)の第3回共創コミュニティイベントが、Plug and Play Shibuyaにて開催されました。このイベントは、企業やスタートアップ、そして異なる分野で活動する専門家たちが集い、海洋環境の問題に取り組むための新たなアイデアや共創の機会を生み出す場となっています。

今回は、対馬市しまづくり推進部SDGs推進課の副参事兼係長である前田剛様と、テラサイクルジャパン合同会社のGeneral Manager APAC兼Loop Japan合同会社のアジア太平洋統括責任者であるエリック・カワバタ様をお招きし、約70名の参加者が集いました。

お一人目のゲスト講演者として、「海の社会課題の最前線の島から〜ビジネスの力でいかに解決できるか〜」をテーマに、対馬市しまづくり推進部SDGs推進課の前田様からお話しいただきました。(下記一部抜粋)

●対馬は海洋プラスチックゴミの最前線。地形、海流、季節風の影響で海ごみが流れ着きやすい。もし対馬がなかったらもっと膨大な量の海ごみが日本に。対馬は「海ごみの防波堤」。

●海の問題は複合的で、一つの問題の解決だけでは進まない。人口減少や災害など、地球規模の課題も含まれている。対馬はその縮図。

●目の前の問題に対し、対馬市は対馬モデルとして、①再 生 技 術(マテリアルリサイクル・ケミカルリサイクル・サーマルリサイクルをベース技術として活用)、2製品設計、3海洋プラごみの流出防止〜回収、の3つのイノベーションを進めていきたい。

●BOIとともに、統合的なアプローチをもって一緒に解決していきたい。
(写真は、長崎県対馬市 前田剛様講演)

講演スライド抜粋 ©対馬市


質疑応答のパートでは、CO2排出とリサイクルのバランス、また現地の子供達がどう感じているかなど、参加者から様々な質問をいただくと共に、提案や意見が出されました。
(写真は、参加者からの質問の様子)

テラサイクルジャパン エリック・カワバタ様講演

続く講演者、テラサイクルジャパン合同会社/Loop Japan合同会社のエリック・カワバタ様からは、推進するプラスチックゴミ廃棄問題の解決に向けた取り組みについてお話しいただきました。(下記一部抜粋)

●私たちのミッションは廃棄物をなくすこと。資源循環が重要だと考えている。

●新しいごみを出さないためには、どうすればいいのか。リユース(再利用)、アップサイクル(本来の目的を変えて再利用すること)、リサイクルなどある。 バリューチェーンが重要だと思っている。

●自社だけで考えるのではなく、様々な団体と連携や確認をする。多くのステークホルダーと組むことが重要である。
(講演スライド抜粋 ©テラサイクルジャパン)

後半の質疑応答では、実際に消費財メーカーや化粧品メーカーとのコラボ レーションを進めているということもあり、例えば、素材となりうる海洋ゴミは流れ着く場所や時期によってバラバラのため、どのように回収し、また色や質を担保しているのか、といった具体的な質問が相次ぎました。
(写真は、参加者からの質問の様子)

BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただければ幸いです。皆様のご参加を心よりお待ち申しております。
(写真は、交流会の様子)

【実施概要】
●日時:2023年6月9日(金)15:00〜19:00
●場所:Plug and Play Japan Shibuya
●アジェンダ:挨拶/BOIの活動紹介/ゲスト講演/交流会
●参加人数:約70名

【ゲスト講演】
●対馬市しまづくり推進部SDGs推進課 副参事兼係長 前田剛様
 「海の社会課題の最前線の島から〜ビジネスの力でいかに解決できるか〜」
●テラサイクルジャパン合同会社 General Manager APAC
 Loop Japan合同会社 アジア太平洋統括責任者 エリック・カワバタ様
 「推進するプラスチックゴミ廃棄問題の解決に向けた取り組みについて」