【実施概要】
●日時:2025年5月16日(金)13:30~17:00
●開催場所:YAMAHA MOTOR Regenerative Lab(リジェラボ)
●アジェンダ:挨拶/新規会員紹介/ゲスト講演/分科会進捗発表/交流会
●参加人数:会場参加者約70名 オンライン参加者約20名 計約90名
【ゲスト講演】
講演者:合同会社シーベジタブル 共同代表 友廣裕一様
●「合同会社シーベジタブルの取り組みについて」
コミュニティミーティングレポート
ゲスト講演
ゲスト講演者として、合同会社シーベジタブル 友廣裕一様より、自社の取り組みである海藻の種苗生産に関する研究や、陸上と海面での養殖、海藻食文化の確立についてお話しいただきました。参加者からの質疑応答では、技術的な課題点やブランディングについてなど、さまざまな視点から質問や意見が出されました。
講演
日本国内では50種類以上の海藻が食べられており、海藻の食文化においては日本が世界の最先端である。しかし、海藻の収穫量についてはアイゴなどの藻食魚やウニなどの食害によって年々低減している。藻場がなくなることで海の生態系のピラミッドが小さくなり、水産資源の減少にもつながる。それに対して海藻の海面養殖を”養殖藻場”と定義し、漁業者さんたちが生業として海藻を育てることが資源回復にもつながるため、海藻の売り先の確保が望まれている。一方で、現代において海藻食文化が発展してこなかった背景から、海藻の消費量についても収穫量と同様に減少している。食文化が失われかけていた海藻の種苗技術確立や、社内の料理人による海藻を使用した新料理の開発、世界有数のレストランであるnoma、三越伊勢丹、DEAN&DELUCA、東洋水産などとのコラボなどによって、海藻食文化の創出と豊かな海を育むことを目指している。


分科会進捗発表

分科会⑥:
海洋データの共有と利活用の推進
分科会始動のお知らせ
現在の参加企業・団体の興味トピックス、次回以降想定アジェンダのご共有
BOI事務局 湊様

分科会②:
持続可能な水産資源管理とサプライチェーンの進化
日本版フルチェーントレーサビリティの構築について活動背景・ゴールのご共有
タスクフォースチームで実証実験に向けて準備中
アビームコンサルティング株式会社 望月様

分科会⑦:
海洋保全を加速させるソーシャルコミュニケーション
水産廃棄物を活用したグッズ開発 UMI-EMAを6/8ブルーオーシャンフェスにていよいよ販売
「あおいほしのあおいうみ」書籍をベースとした環境教育プログラムの進捗報告
株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング 土合様

フェリックス・パートナーズ株式会社 木暮様

分科会③:
ブルーカーボンの普及促進と関連商品・産業の創出
各企業・団体の藻場再生の取り組みマップ作成、各社取り組みの進捗報告
オールサムのBOI共創プロジェクト紹介や対馬未来会議の共創アイデアの取り組み進捗
オールサム有限会社 遠藤様

分科会①:
海洋プラスティック回収手段の確立と再資源化の加速
各プロジェクトについての進捗報告
buoyの取り組み紹介
buoy株式会社 林様

分科会⑤:
「海からの観光」の新事業創造と地域創生
「海業マッチングサービス」のサイト開設報告・サービス内容紹介
https://www.umigyo-matching.jp/
ネイチャーポジティブアカデミー オンライン講座の紹介
株式会社フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング 津田様
株式会社ドッツ 片野坂様
最後に
第13回となる今回は、第12回に引き続きヤマハ発動機様に会場を提供いただき、オフライン・オンライン合わせて約90名の方にご参加いただく、大規模な会となりました。
ゲストスピーチについては、海藻による水産資源の回復と、海藻食文化への期待の声が多く聞かれました。また、分科会進捗発表では、各分科会のアクションが具体的な形になっていることが実感でき、9月の万博BOIウィークへの期待がますます高まる会となりました。
BOIコミュニティへの参加にご興味、ご関心をお持ちの企業/団体様がいらっしゃいましたら、是非BOI事務局までご連絡いただけますと幸いです。
info@blueocean-initiative.or.jp
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
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